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City Heliport 第41号より

中間報告


貨物輸送分科会リーダー
フェデラルエクスプレス 東日本地区営業本部長 伊勢 秀明

今年の4月に貨物輸送分科会として“ヘリコプターに対する理解と認識を深め、ヘリコプターでの貨物輸送の実現性と商業化への研究、活動を通じて 広くわが国のヘリコプター事業の発展向上に寄与する事とする”という高邁なミッションをたてました。

しかしながら、この半年思うように進展していないのが実情です。諸先輩の貴重なお話を伺いながら、三つの分野でもう少し具体的な提案事項をまとめたいと思っております。“ヘリコプター事業者”、“ヘリコプター市場開発”、“ヘリコプター輸送の販売戦略”についてです。

“ヘリコプター事業者”
大手2社を含む約40社のヘリ運航会社の中で、積極的に商業貨物輸送を行おうとしている会社が見当たらない事です。如何にヘリによる商業貨物輸送の需要開発に興味を引き出せるかが問題です。乃至は大所高所から将来のヘリの利便性、社会的公共性(災害時)を高く評価され、先行投資される実力経営者を見つけられるかです。

“ヘリコプター市場開発”
ヘリ市場には、既存の貨物輸送に近いものをヘリでの商業化、乃至は定期便化が出来るかという事と全く新しい需要をヘリの利便性で作り出せるかと言う事です。ヘリの定期便化には運賃が決定的です。例えば1時間200KM圏を1,000kg重量の搭載で200,000円位で運航可能かと言う事です。もし可能ならば、その運賃をベースにどの地点でどれくらいの需要予測がたつかを勉強したいと思います。需要の新規開拓には運航だけではなく、“高さ”を売りに考えると、貨物ではないですが “ディズニ-ランド”での高さの遊覧飛行(低料金)とか、山登りの宅配便とか、もっと観光地での遊覧飛行を考えても良いのでは。私自身、30年前に イグアスの滝での遊覧飛行(当時で10ドル)は忘れられない思い出です。3年、5年先を考えますと、インターネット販売またはTVショップとヘリの利便性の組み合わせも面白いと思います。先にやった人が勝ちです。

“ヘリコプター貨物販売戦略”
現状では、何処でどうしたらヘリ輸送を利用出来るか殆どの荷主さんは知りません。小さな需要は今でも在ると思います。問題はそれが具現化、見えない事です。国内貨物輸送ではネット上でのオークションがあります。大手国内貨物輸送業者はそれぞれのホームページをお持ちです。なにかしらのヘリ輸送のメニュを用意して載せて頂くのも一考かと思います。

今までヘリコプターの視線で考えて来ましたが、もっとマクロの視線で考えるべきだと思います。新しい地方空港の開港に伴い、広くヘリコプターを見直してもらいたいと思います。これからのエアーポートが広く人が集まるエアーパークに変わる為には、補完的輸送手段としてのヘリの役割は計り知れないと思います。既存の航空会社もフィーダーとしてのヘリの役割、また地方行政の中でのヘリの多角的利用が官民一体で考えられると思います。

会員の皆様のご意見、ご協力をお願いします。


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